石川県 歴史文化会議について
「石川県に世界遺産を」の運動を継承
「石川県 歴史文化会議」は、これまでの「石川県に世界遺産を」推進会議の活動を受け継ぎ、ふるさと石川に根付く豊饒な歴史文化に広く視線を当て、愛着と誇りを持って護り、育て、そして内外に発信していくための組織です。一般社団法人金沢経済同友会を中心に石川県、金沢市などの協力のもとに活動しています。
金沢経済同友会の提唱で、2004(平成16)年に始まった「石川県に世界遺産を」推進会議(当初の名称は「白山、兼六園を世界遺産に」キャンペーン推進会議)の活動は、「城下町金沢の文化遺産群と文化的景観」と「霊峰白山と山麓の文化的景観」の世界文化遺産登録を目指し、啓蒙と発信の活動を続けてきました。

しかし、2008(平成20)年、文化庁の文化審議会・世界文化遺産特別委の調査・審査結果で、「城下町金沢」「霊峰白山」とも国内の暫定リストの「搭載候補」としては残ったものの、その後、文化庁が世界文化遺産登録候補については、関係自治体からの応募方式を取り止め、文化庁主体でピックアップ方式に切り替えたことによって、いわば塩漬け状態となり今に至っています。

歴史・文化への県民意識が高まる
このため、世界文化遺産登録を目指す活動は変質を余儀なくされています。ただ、これまでの活動を通じ、県民の皆様に広く、ふるさとの歴史や文化の大切さを思う意識が醸成されてきました。金沢城跡の国史跡指定など、文化遺産の保護体制も強化され、国の重要伝統的建造物群保存地区指定などを通じ、景観を大切に思う意識も多いに高まってきました。
また、世界遺産登録運動に誘導された形で、能登の里山里海が世界農業遺産に登録となり、「能登のキリコ祭り」「小松・石の文化」「北前船寄港地・船主集落」(いずれも略称)が日本遺産に登録といったように、このふるさと全体に豊饒な歴史と文化を護っていこうという機運が満ちてきました。

ふるさとを愛する皆様のご協力を
「石川県 歴史文化会議」の中心的役割を担う金沢経済同友会は「歴史と文化を大切にした地域づくり」を活動のキーワードとしています。機があれば「世界遺産」の実現という意識は持ちながらも、「石川県 歴史文化会議」の活動を通じて県民の皆様に、ふるさとの歴史や文化がいかに大切なものであるかを訴え、また内外に発信していこうと思っています。ふるさとを愛する多くの県民の皆様の協力をお願いします。
